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芥川賞8 背高泡立草 [芥川賞]

 第162回芥川賞が文藝春秋2020年3月号に発表された。すばる10月号に発表された古川真人さんの「背高泡立草」だ。現代を背景としている小説らしく携帯電話が出てくる。

 「すぐさま携帯電話を持って風呂場に向かい音楽を流しながら掃除に取り掛かるのだった。」「ラインで見せたっけ」「携帯電話で「セイタカアワダチソウ」と打ち、サイトや画像を検索した。」など、実際はスマホが使われているような描写が見られる。

 気になったので商標権を調べたが、さすがに携帯電話、スマホ、スマートフォン、ラインともに日本では一般名称での商標登録はされていなかった。アルファベット表記を図形化したものや、携快電話というのは見つかったが。最近は、気に入った表現のつもりで気軽に使用したくても商標権や著作権を考慮しなければならないので、小説など文章を書くのも大変だろう。文末に注記するのだろうが、いちいちⓇマークやTMやⒸマークを記載するとなると興ざめしてしまう。

 さて小説に戻ろう。流れで一気に読み切る雰囲気ではなく、何度かに分けて読んだ。なんだかわからないが、最後に島で草を刈る光景だけが残った小説だった。

タグ:商標 芥川賞
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