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芥川賞13 「この世の喜びよ」 [芥川賞]

 第168回芥川賞が文藝春秋2023年3月号に掲載された。群像に発表された井戸川射子さんの「この世の喜びよ」。

 主人公を「あなた」と表現していたが、なるほどっ、と思っただけで、読んでいて違和感はなかった。ショッピングセンターを中心とした日常生活、人間模様が描かれていている。

 文藝春秋を購入して芥川賞を読むとき、選評から読むか、受賞作から読むか、いつも考えてしまう。今回はとりあえず選評からにした。不思議なもので選評を読んでしまうと、主人公を二人称的な表現で記載されていることを前提として読みだしてしまう。知らずに作品を読むと、あれっ、との感激から入るのだろうが残念ながら大きな感動がなかった。

 作品の内容ではなく、入口での話になったが、芥川賞をどのような読み方をするか、みなさんは。

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