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吉村達也 「血洗島の惨劇」 [推理小説]

 渋沢栄一で有名になっている埼玉県深谷市だが、この地を舞台にした小説を。

吉村達也がトクマノベルスで1995年に書き下ろした「血洗島の惨劇」。ワープロや携帯電話に関する記述があるのだが、血洗島(ちあらいじま)や手計(てばか)といった変わった地名が登場する。小説の中でも云われについての説明がされている。深谷市には、渋沢栄一が名付けたといわれる八基という地名もある。歴史を知らないと物騒と思われる地名もあるが、それぞれ意味があってつけられているため、地名を調べるのも楽しい。今はスマホなどで簡単に調べられるため、便利になった。小説には琥珀亭という喫茶店が登場する。血洗島交差点のそば。大河ドラマは終了するが、一万円札に登場する渋沢栄一、地元より日本と世界を見つめていた。

 


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