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本を作る2 本 [本]

稲泉連さん著の(「本を作る」という仕事)を読んでいると、文字の基本活字に関する記述に出会った。

 日本語のフォントについては明朝体やゴチック体などは知っていたものの、東京築地活版製造所作成の築地体(株式会社モリサワの登録商標)や現在のDNP(大日本印刷)である秀英社作成の秀英体(DNPの登録商標)などを意識したことはなかった。特に秀英体については100年目の平成の大改刻としてDNPの事業として行われていたことなどが記載されていた。DNPのサイトで確認すると創業130年の記念事業の一環として行われたことなどの記述があった。本には、大改刻にかかわった伊藤正樹さんからの話の内容が記載されており、活字の復刻作製は活版印刷時代から現在のデジタルフォントまで100年以上にわたる印刷の歴史をそのまま背負った作業でもあったようだ。

 活字離れが叫ばれ本の出版販売数は減少しているが、ウエブでの情報ばかりでなく本を読んで筆者からの情報や主張を直接吸収すると、今まで知らなかった知識が蓄積されるのではなかろうか。もっと本を読んで欲しいものだ。


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